毎年のように起こる災害。
地震だけでなく、大雨や大風による風水害も増えてきています。
災害に備え備蓄品の準備だけでなく、避難所を利用できなかった時のために、車での避難も一時的にできるのか試してみました。
車中泊の準備
今回準備した車は、N-BOX(型式6BA-JF3)です。

リフレッシュモードにする
リフレッシュモードでは、フロントシート(運転席、助手席)の背もたれを倒して、リアシートから足を伸ばして座れる状態にできます。
- 前の席のヘッドレストを取り外す
- フロントシートを前方いっぱいまで動かす
- 背もたれを平行になるように倒す
- すき間が出きず、なるべくフラットになるようにフロントシートを調整
こんな感じになりました。

前から見たらこんな感じ。

車のシートの構造上、段差が出来てしまうのでいつも車に乗せているクッションやひざ掛けを当ててなるべくフラットにします。

感想
身長160㎝弱の私が足先まで伸ばしてもまだ余裕がありましたが
身長の高い方は足が当たってしまいそうです。

足先はこのくらい。

運転席側と助手席側で、二人なら余裕で入ります。
枕と、腰にはブランケットを丸めたものを当て、足元にはクッションを持ってくるとかなり楽でした。
避難するときは荷物もたくさんあると思うので、座席下かトランクルームのスペースを利用します。

ここには荷物を結構入れられそうです。

元々のシートが背中や腰に沿ってカーブを描いているので、フルフラットにはなりません。
ベッドに比べると寝心地は良くありませんが、試しにお昼寝したのですが、あっという間に二時間過ぎていました。

どこでも寝られる体質…。
車中泊の注意点と予防法
車中泊にはいくつかの注意点があります。
エコノミークラス症候群
急性肺血栓梗塞のことで、死に至るケースもあります。
予防法は
- 寝る前に外に出て散歩などをして、なるべく足を動かす
- 車中でも足首を回したり動かす
- 水分をこまめにとる
- 足を高くして寝る
などです。
車中泊ではどうしても足元が低くなるので、クッションやタオルを丸めた物を足の下にいれて高くして寝ましょう。
エンジンのかけっぱなしによる一酸化炭素中毒
特に冬場は雪でマフラーがふさがれてしまい、排気ガスが逆流してくる可能性も。
寝る時はエンジンは切りましょう。
夏は熱中症予防のためエアコンは適宜使用してください!
防犯
貴重品は外から見えないところに隠し、車上荒らしには十分気を付けましょう。
車内にいる時もドアロックを忘れずに、必ずかけるようにしましょう。
今回気付いたこと
災害時の備蓄品として携帯電話の充電器は必須ですが、N-BOXには高速充電できるUSBケーブルが3つ付いているので、電池切れを心配しながら充電器を使う心配はなくなります。

ナビでテレビの災害情報を見ることもできます。
また、普段からティッシュやウェットテッシュなどは車にも備蓄しておけば安心。
まとめ
NBOXは室内がかなり広く、26インチの自転車も乗せることが出来て今までもかなり重宝していました。
普段、車中泊をすることはないですが、もしもに備えて非常時には利用できることが分かりました。
車も避難所の一つと考えていると、選択肢が増えて安心です。
災害は無いに越したことはないですが、備えあれば憂いなし。
備蓄品や避難経路などと合わせて定期的に見直しましょう。
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