親の終活について話をしたいけどタイミングやきっかけ、何を話していいかわからないという人は多いのではないでしょうか
終活とは、「人生の終わりのための活動」の略で
人生の最期を迎えるにあたって、色々な準備を行うことをいいます
- 生前のうちに自身の葬儀やお墓などの準備
- 残された家族が困らないように生前整理
- 残された家族が、財産の相続を円滑に進められるための計画をたてておく
等があります
親自身がすでに終活を始めている場合はよいですが、高齢になると面倒なことは後回しにしがちです
また、終活なんて死を意識してしまうから嫌だと考える方も少なくありません
- 親と終活について話すタイミング
- どんな内容を話せばよいのか
話を始めるタイミング
親の終活について話をするのは、親が高齢になるほど早い方がいいです
親が病気をわずらっていたり、認知症になると話が出来ないからです
命にかかわる病気になってしまったあとでは、死んだ後のことは口に出しにくいものです
また認知症や意思表示が出来ないような病気になった場合は、希望を聞いてあげられません
そうなる前、できれば元気なうちに少しづつでも話しておくことは大切です
- 思いたったら早いうちに話す
- 親が元気なうちに話す
そうは言っても、急に死んだ後のことについて話すのは気が引けるものですよね
親と同居している人や普段から親と会話をよくしている人は、会話の中でタイミングを見つけるとよいです
例えば、知り合いの方が亡くなった話やその後の手続きなどで困ったという話など
またテレビ番組で取り上げられていたり、雑誌の特集ページや付録でエンディングノートがついていたりすると、それをきっかけに話し始められるのでおすすめです
あくまで話のついでという感じで
急かさず、話は一回で終わらせようとしないこと
すぐに終活をやろうと腰を上げる方もいますが、たいていの人はなかなか行動にうつせません
少しづつでも話題に出していると、終活への意識は芽生えてくるはずです
ある日思い出したように、親の方から終活について切り出してくるなんてこともよく聞く話です
その時は、親の希望するような最後にしてあげたいという想いを伝えるといいですね
- 一回で終わらせようとしない
- 話が進まなくても急かさない
内容
ではどのようなことについて話したらよいのでしょうか
大きくは以下の様な内容になります
医療・介護について
- 延命治療はどうするか、終末医療についての希望
- 要介護時、認知症になった時の希望
葬儀の希望
- 一般葬、家族葬、そもそも葬儀はするのか
- 遺影写真の希望など
- その費用について
墓・仏壇
- 先祖のお墓に入るのか新設するのか
- 供養の仕方
- 仏壇がない場合はどのようなものにするか
- その費用について
遺産相続
- 相続の仕組みを知る
- 自分の資産がいくらあるかの把握
- 負債はないか
- 誰にどのように分けるか
- 資産の保管場所(各種銀行口座、有価証券、自宅など)
生前整理
- 断捨離、自分の物の整理
- 通帳や証券など資産(お金)や情報(PC、スマホ)の整理
まとめ
終活にネガティブなイメージを持つ方もまだまだいらっしゃいます
私は終活は、死ぬための準備というよりは、残りの人生をよりよく生きるための選択だと思っています
生きているうちに自分のお墓や仏壇の準備をしていると、相続税対策にもなります
私自身は自分が死んだあと、子供たちが義理やしきたりで無駄に葬儀等にお金を使ってしまうより(経験から、本当に考える暇もなくお金はどんどん出ていきます…)
そのお金で海外旅行にでも行ってもらいたいと思っていますが、価値観は人それぞれなので風習や宗教を否定するものではありません
最期を迎える人の望むようになるべく寄り添う、そんな終活になるといいなと思っています
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