大分県のくじゅう連山へ、前回のリベンジに行ってきました。
今回はちゃーんとチェーンスパイクとゲイターも準備していきましたよ!
雪の少ない九州でも雪山が楽しめるくじゅう連山。
くじゅう連山の標高は1,700メートル超えですが、駐車場の標高が1,330メートルと高地にあるので実質の標高差は400〜500メートル。
くじゅうは山のいたるところに道標があり道を間違える心配もほとんどないので、初心者でも雪山の絶景を楽しみたい人にはおすすめです。
九重山群と周辺の山
特徴
九州本土最高峰の中岳をはじめ、久住山、大船山、星生山、三股山など1,700メートル級の山々が連なる火山帯。
それぞれの山頂へは複数のルートがあり、四季を通じて登山を楽しむことができます。
なかでも初夏のミヤマキリシマの群落はくじゅうの代名詞となっています。
くじゅうと一言でいっても、実はこんなに広範囲。
今回は、くじゅう連山の中でも一番標高の高い中岳(1,791M)と天狗ヶ城(1,780M)、そして久住山(1,786.5M)へ。
冬ならではの絶景、火口湖の御池が凍った姿が見られるのもこの季節だけです。
アクセス
久住山を目指すのに一番スタンダードな【牧ノ戸登山口】から目指すコースを紹介。
マイカーでは大分自動車道九重ICから約40分。
ルート
私たちは、【牧ノ戸峠登山口】→【久住分かれ避難小屋】→【御池】→【中岳】→【天狗ヶ城】→【久住山】のルートをとりました。
登山記録
牧ノ戸峠駐車場には朝の7時半に到着。
2月上旬でしたがすでに車がいっぱいで、私たちの5台くらいあとの車は駐車できずに路肩に停めていました!
駐車場の白線内は雪が溶けずに凍っていて、スタッドレスタイヤでしたがタイヤが空回りしそうな感覚で怖かったです。
冬場のくじゅうに行く際は必ずスタッドレスかチェーンを携行しましょう。
チェーン規制する区間もあるので、無かったら登山口に辿り着けないことも。
トイレを済ませたら、準備したチェーンスパイクを装着!
前回の失敗を活かし購入した、ネイチャーハイクのチェーンスパイク。
登山靴は25センチのサイズの私は、Mサイズを着用。
シリコン部分をのばして、シューズの上から靴下のようにはくだけなので簡単です。
登山口で登山届を書いているとちょうど登山開始は8時になりました。
さぁ、張り切って登っていくよ〜!
雪ってだけでテンション上がります。
くじゅうの牧ノ戸峠からのコースは初めのこの急坂さえ耐えればあとは穏やかだし、歩いていて楽しい。
気温はマイナス4度!でも体は軽く汗をかいてあったかい。
時々、休憩をして行動食も食べて元気を出す。
最近のお気に入りのキン肉マングミ。
こっ、これはっ。ザ・魔雲天。山でマウンテンのグミを食べる。
しばらくなだらかな道が続きます。ここは登山というよりハイキングコース。
開けたところに綺麗な景色が。
ようやく久住分かれに到着。
避難小屋とトイレがありますが、冬場はトイレは閉鎖されています。
避難小屋に併設されている「携帯トイレ専用ブース」で用を足している人を見かけました。
トイレが近い方は携帯トイレを持参しましょう。
中岳と久住山の分かれ道。まずは九重山系最高峰の中岳へ。
ゴツゴツした岩肌。火山帯が作り出した自然の造形。
足を取られて歩きにくいですが、この荒々しさもくじゅうの魅力。
しかし雪におおわれたくじゅうはいつもより歩きやすかった。
チェーンスパイクがしっかりと雪をとらえてくれてサクサクと歩けました。新たな発見です。
足元ばかり見て登っていましたが、遠くを眺めると綺麗な景色でホッとします。
ガトーショコラ…とまではいきませんが美しい。
御池に到着。
全面凍っています!!
凍った池の上に乗るなんて初めての体験です。
御池に別れを告げ、中岳を目指します。
中岳と天狗ヶ城の分かれ道。
中岳山頂まであと少し。最後の急坂。
足元は凍っているしかなり緊張が走ります。ゆっくり一歩ずつ無心で踏みしめて登る。
ついに中岳に到着。
はぁー、疲れも忘れるこの眺望。
中岳山頂は狭く、すぐに団体さんが登ってきたので私たちは退散。
次は反対側の天狗ヶ城を目指します。
この切り立った岩山。一体どこから登るの?!
右側から回り込み、岩山をよじ登る。(かなり必死です)
天狗ヶ城到着。
天狗ヶ城から御池を望む。
上から見る凍った御池も素敵。
ここら辺でちょっと腹ごしらえ。
やっぱカップヌードルだよね。
ちょっと疲れが出て下山するか迷いましたが、ここまで来たからにはと、久住山までいくことに。
エネルギーもチャージしたし力が湧いてきました。
久住山山頂近くは中岳や天狗ヶ城ほど急ではないですが、大きな岩がゴロゴロ。
フゥフゥ言いながら登っています。登っているときは無心。
嫌なことも何にも考えない。ただ登る。
そして山頂の景色に癒される。
自然に感謝。登山を楽しめることに感謝。
パワーをチャージしたので、また仕事がんばれそうです。
さぁ、名残惜しいけどたくさん楽しんだからそろそろ帰らなければ。
下りはサクサク歩ける。雪でも全然滑らないチェーンスパイクって偉大。
くじゅうはこうやって道標が至る所にあって道がわかりやすい。
登山客も多いので迷う心配はほとんどなし。
標高はまぁまぁあるけど初心者でも楽しめる山だと思う。
もちろん上級者用のルートもたくさんありますし、奥が深いなくじゅう連山。
こんな雪道も何もかもが楽しい。
おつかれ山でした!
Appleの歩数計では21,000歩以上あるいていました。
疲れたけど、いい疲れなんですよね。
今回のタイムライン。
疲れたのでレストハウスで一服していきます。
カフェオレがなかったので、ホットコーヒーとホットミルクを購入しセルフでミックス。
ジャージー牛乳を半分入れたカフェオレめっちゃ美味しい。我ながらいいアイデア。
ホッとしたのも束の間、最後の最後に相棒が駐車場で見事に滑って尻もちをつきました。
私があれほどスロープ側は滑るから階段の手すりを持って降りようと言ったのに、近道だからとスロープ側から行ってしまった…。
山の影に入るのでガッチガチに凍ってますからね。
リュックが腰とお尻を守ってくれて怪我はなかったけど、本当に危なかった。
駐車場の車の下も雪が溶けずに凍っていますから要注意です!!
この写真では手すり付近は真冬は階段もガチガチに凍るので、絶対に手すりを持っておりましょう!!
遠足も登山も家に帰るまで気を抜かないように。
ということで、今回の登山レポートは終わりです。
まとめ
雪が少ない九州でも雪山を楽しめる穴場はあります!
1月〜2月の短い期間ですが、雪山を楽しんでみませんか?
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