自宅で家族が亡くなった。警察からの事情聴取はどんな内容?

終活
スポンサーリンク

この記事にはプロモーションが含まれています

自宅で父が亡くなった時の話です。

父は自宅で、昼寝をすると言って寝たまま息を引き取りました。

母は家にいて、声をかけるまでの間は二時間弱…。

その間に亡くなったのです。

前日も日課の散歩に行き、夕食もよく食べ、食後にはおやつまで食べていました。

大好きなサスペンスドラマを見て、おやすみと挨拶をして寝たのに…それが最後になるなんて…。

もちろん持病が複数あり、数年前から難病も患っていたのですが、それにしても家族としては急すぎて受け入れるまでしばらくかかりました。

入院していたのならまだしも、自宅で亡くなったからこそ実感がわかなかったです。

自宅で死亡した場合は、事件性がないかなどを警察から事情聴取されます。

その後、事件性が無いと判断されたら、「死亡診断書」と同内容の「死体検案書」というものを作成してもらえます。

「死亡診断書」「死体検案書」のどちらかが無ければ葬儀の準備は始められません。

うちの場合は、父の意識がないことに気づいてすぐに救急車を呼びました。

救急隊員の話では、到着した時にはすでに心肺停止の状態だったとのこと。

なので自宅での死亡となるのですが、ほんの数時間(数分)前まで生きていたこともあり救急搬送され、搬送先の医師から死亡を診断され、死亡診断書も出してもらいました

病院で、手続きのために待っていると警察から電話があり、自宅で事情聴取をさせてくださいということで応じました。

以下その内容です。

スポンサーリンク

内容や時間は?

警察の方は三人で来られました。

一人はカメラを持ち、家じゅうを写真におさめていました。

残りの二人で母への聞き取りが始まりました。(当時、自宅にいたのは父と母の二人だったので)

内容

聞き取りの内容は以下のような感じです。

  • 当時の状況
  • 前日までの様子
  • 通院の履歴とお薬手帳の確認
  • 家族構成
  • 父の財布、通帳や証券などの写真撮影
  • 全ての部屋の写真撮影

当日の状況

当日は、朝から発熱し具合が悪かったです。

ただ免疫系の疾患のためときどき熱を出すこともあり、私たちは慣れてしまっていました。

朝食は食べず、トイレまでは倒れそうになりながら行って、ちょっと粗相をしてしまったので母がお風呂でおしりを洗ってあげたそうです。

シャワーを浴びて疲れたので昼くらいまで寝ていました。

昼食は母が準備して部屋に呼びに行ったら、なぜか急に鼻毛を切ってくれと母に頼んだそうです。

父は母の膝枕で鼻毛をきれいに切ってもらいました。

もしかしてこの時父は自分の死を悟っていたのか…?

そのまま、昼食は食べずにお昼寝をするといってそのまま。

二時間後に母が様子を見に行った時には、心肺停止の状態でした。

というような話を警察の方に話して、警察の方もうんうんと聞いてくれました。

病気関係

お薬手帳

死亡を確認した救急病院や救急隊の方からも連絡を受けていたようで、病気のことは詳しく聞かれます。

通院履歴、医療費の領収書、お薬手帳をみながら服薬状況の確認。

父は免疫系の皮下注射をひと月前に始めたばかりだったので、その注射の使用状況。

薬の種類によっては一気に服用することで亡くなることもありますからね。そういった疑いがないかの確認でした。

家族構成

現在の家族構成、今は誰が一緒に住んでいるか、離れて住んでいる家族はいるのかなど

通帳など資産の確認

預金通帳

持っていたお財布や時計、スマホなどの貴重品や通帳、証券などをみられました。

財布の中の現金もすべて出して写真に撮られました。

通帳も最後のページの残高の部分を写真に撮られました。

こうなってくるとやましいことは一つもないのに、なんとなくソワソワしてくるものですね…。

部屋の写真撮影

私と母が聞き取りをされている頃、次女はカメラを持った警察官に部屋の写真を撮らせてくださいと言われ各部屋の案内をしていました。

二階にある自分たちの部屋まで写真に撮られたそうです。

そして警察の方からひと言

「荒らされてますねぇ」

散らかった部屋

・・・

ただ子供部屋が散らかっていただけなのですが…。

まるで泥棒にでも入られたかのような言い方(笑)

警察の方のユーモアでしょうか?

どんなに汚かったんだ?!次女の部屋!!

時間

そんなこんなで聞き取りという名の事情聴取は一時間もかからず終わりました。

これが長いのか短いのかは、初めてだったので分かりません。

最初で最後になるといいのですが…。

感想

父が亡くなった次の日には、難病治療で通院していた国立病院の主治医の先生からも電話がありました。

実はつい1ヶ月ほど前に治療内容を変えたばかりで、ちょうど亡くなった日の数日後が定期通院の日だったんです。

先生とてもお忙しいのに、気にしてくれてたんですね(´;ω;`)

搬送された救急病院から、いつも通院していた国立病院に連絡がいっていたようです。

警察の事情聴取は、そんなに威圧的なものでもなく一時間もかからず終わりました。

家族仲は良かったですか?最近けんかはありませんでしたか?など 根掘り葉掘り聞かれることもあるようで、まるで遺産狙いと疑われているように感じて腹を立てる方もいらっしゃるそうです。

うちは、散らかった部屋がただただ恥ずかしかっただけですが…。

自宅で家族が亡くなった場合は、警察の介入があります。

わずらわしく感じるかもしれませんが、警察もお仕事です。

大切な人を亡くして動揺する中での聞き取りなので、気持ちがさらに疲れることもあるかもしれません。

しかし事件性が無いと判断されるまでは死亡診断書は出せないことになっているので、警察に従いましょう。

終活
スポンサーリンク
ひさまぁをフォローする
スポンサーリンク
ひさまぁブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました