福岡の桜の名所と言えば舞鶴公園や西公園など沢山ありますが、せっかく登山を始めたのでお花見登山がしたい!
と言うことで、虎雄桜で有名な福智山に行ってきました。
福智山は以前も登ったことはあったのですが、せっかく行くなら春がおすすめ!!
すこし足をのばして源氏桜・平家桜まで見てきましたよ。
福智山
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福智山は福岡県の北部にある標高901メートルの山。
九州北部が誇る名山です。
町名の由来にもなっていて、地域の学校の校歌にもよく福智山が出てきたりと郷土を象徴する名山です。
山頂を目指す登山コースもバリエーション豊富で、初心者から上級者まで何度も楽しめる魅力的な山です。
山頂は360度の大パノラマで、西には玄界灘、東には周防灘、遠くには英彦山や脊振の山々が見渡せます。
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登山口
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福智山の登山口は数ヶ所ありますが、今回は一番メジャーな上野登山口から登ります。
駐車場
福智山の上野登山口周辺には、無料駐車場が数ヶ所あります。
トイレの横に無料駐車場と上野越えルート駐車場(こちらも無料)があります。
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白糸ノ滝に行きたい人は、写真右上の無料駐車場が便利です。
私たちは、赤池町無料駐車場に停めました。
ここはだいたい40台くらいは停められます。
普段の登山時には満車になることはなかなかありませんが、桜の時期は駐車場に入りきらず路上駐車がいっぱい…。
私たちが行った9時前も満車だったのですが、すでに登山を終えて帰宅する方がいたので入れ替わりで駐車することができました。
毎日登っている方は、早朝から登って早めに帰られることが多いみたいです。
登山し始めたあとも下山されてる方にすれ違ったので、意外と長居する人は少ないのか回転は早そう。
トイレ
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登山口手前にはトイレがあります。
男性用と女性用ひとつずつしかありませんが、車椅子でも入れるゆったりとした広さです。
トイレが整っている山は本当にありがたい。
福智山 お花見ルート
今回は山頂は目指さず、桜を見るお花見ルートを取りました。
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登山口から虎雄桜までは約25分。
虎雄桜から源平桜までは約50分ほど。
急坂は登りはじめと滝に行く終わりだけで、あとは起伏は比較的ゆるやかなハイキングコースです。
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上野登山口入り口。
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赤い線の「上野越ルート」に進みます。
ちなみに黄色線の八丁越ルートは急坂でかなりハードなコースです。
以前、上野越ルートで登り八丁越ルートで下山しましたが、めちゃくちゃ急坂で滑り落ちるように下山しました。(楽しかったですけど!)
福智山山頂を目指す時、初心者は赤の上野越ルートをおすすめします。
しばらく登ると右手に「虎雄桜」の看板と木の橋。
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吊り橋かと思い恐る恐る乗りましたが、全く揺れない丈夫な橋でしたw
橋を越えて5分ほど行くと…
虎雄桜
こちらが「虎雄桜」です。
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実はこの虎雄桜、約30年前まで人知れずひっそりと咲いていたのを平成元年に発見されたそう。
枯死寸前だったところを、地元のボランティアの方々によって守られました。
今も倒れないように支えがしてあります。
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高さ17m、胸高周囲3.8m。
エドヒガンザクラ(江戸彼岸桜)は本州から九州にかけて自生する桜の原種のひとつ。
名前のとおり春の彼岸ごろに咲き始め、桜の中でも一番長寿と言われています。
エドヒガンの平均樹齢は500年で、日本で一番古いものは2000年を超えるものもあるとか。(すごすぎない?)
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福智山の虎雄桜の推定樹齢は600年。
600年前はざっくりいうと室町時代。
1336年に足利尊氏が室町幕府を開いて、15代将軍義昭が織田信長に京都から追放され幕府が滅亡した1573年まで。
信長や秀吉、家康が生きていた時代に、この「虎雄桜」がすでにあったのかと思うと感慨深いですね。
こちらは福智町のホームページに載っていた、満開の時の虎雄桜の様子。
深紅色でとてもキレイ。
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私たちが訪れたのは4月2日。
ちょっと見頃は過ぎていました。
でもピンクと緑がキレイ。
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エドヒガン(江戸彼岸)桜の花言葉は「心の平安」「独立」「精神美」
派手ではないけど趣のある桜です。
続いて、源平桜(平家桜・源氏桜)へ向かいます。
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平家桜
先に現れたのは平家桜。
平家桜は気をつけていないと見落としそう。
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登山道の脇に、ひっそりと立っていました。
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平家桜から少し行くと、少し広くなったところに源氏桜がありました。
源氏桜
平家桜と対になっている、源氏桜。
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こんな奥まったところでキレイに花を咲かせていました。
ちょうど桜がみれる傾斜に座れるところがあったので、ここで昼食。
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桜を眺めながらおにぎりを食べ、他愛ないおしゃべりをする。平和な時間。
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帰りは白糸の滝を経由して下山します。
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寄り道して写真を撮りながら。
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上野登山口ではなく、白糸の滝を見て帰りますよ。
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滝へ下りる道は急坂すぎて写真を撮る余裕なし。
ロープにつかまって、アスレチックみたいで楽しかったです。
滝到着。
眺めているだけで涼しくなる。
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桜と滝を十分楽しんだので下山します。
登山口近くにもキレイな桜が咲いていました。
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すぐ近くにはマムシ注意の立て看板。
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マムシ、出るの…?気をつけましょう。
車での帰り道、直方市内を通った時に「もちだんご村保育園」なるものが!
何かと調べたら、直方市に本店を置く米菓メーカーの「もち吉」の企業内保育園でした。
もち吉本店の住所は、福岡県直方市下境2400番地 字餅米もちだんご村 餅乃神社前。
住所がもちだんご村って、めちゃくちゃかわいくないですか?
かつてはこの一帯がもち米の産地で、良質のもち米がとれていたことに由来するそう。
もち吉では、こだわりの国産米と福智山系の良質な水を使用して米菓を作っています。
福智山に由来するキレイな水から作られていたのか!
もち吉のお煎餅ってめちゃくちゃ美味しいの納得!
本店では焼きたてのお餅が食べられますよ〜。
おわりに
福岡県の福知山の桜は一本桜なので桜並木のように華々しさはありませんが、山の中にある姿がとても印象的でした。
推定樹齢600年。
その600年の間毎年咲き続けているなんて、虎雄桜の生命力には言葉を失います。
孤高の一本桜をぜひ見に行ってみてください。
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