以前、山頂でカップラーメンを食べて感動したひさまぁです。山の頂上で食べるものってなんであんなに美味しいんでしょう。
今回は誰もが一度は憧れる「竹の皮で包んだおにぎり」に挑戦してみました。
少しの手間でいつものおにぎりのおいしさが増すこと間違いなし。
竹の皮の入手方法や使用するときの注意など解説していきますよ。
竹皮で包んだおにぎりとは
![竹の皮に包まれたおにぎり](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/24579065_s.jpg)
昔ばなしで、懐から竹の皮に包まれたおにぎりを出しその場で頬張る。頬にご飯粒をつけたままむしゃむしゃ…そんなシーンみたことありますよね?
アルミホイルやラップがない時代は、竹の皮でおにぎりを包んでいました。
ただのおにぎりなのにとってもおいしそう。ビニールに包まれたコンビニおにぎりより魅力的に見えませんか?
竹の皮の効果
なぜ竹の皮で包むのか。竹皮には以下のような効果があるからです。
こんなにたくさんの効果があるんですね!
さらにコンパクトで、お弁当箱のようにかさばらないところもいいです。
竹皮は中身に合わせて小さく包めるし、食べ終わったあとはたたんで持って帰ることができます。
竹皮はきれいに洗って十分に乾燥させれば、繰り返し使うことができる丈夫な素材です。
竹の皮はどこで買える?
残念ながらダイソー、セリアには売っていませんでしたT_T
店員さんに聞いてみたけど、「え??竹の皮?おにぎりに???あ〜竹の皮はないのでこれ使ってください…」とお弁当コーナーに案内され、そこにはカラフルなビニール製のおにぎりの袋。
わかる!わかるけど違うんや!
というわけで私はAmazonで購入。竹皮と検索したらたくさん出てきました。
竹の皮の使い方
![竹の皮。購入した状態は乾燥している。](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/FD74DC9C-9B11-43A3-BEFF-D0564232B29B-1024x768.jpeg)
届いた竹の皮。カサカサしてて破れそう。おにぎり包めなくない?(不安)
安心してください使えますよ。
でも使う前に下処理が必要なんです!
私は、おにぎり♪竹の皮♪と浮かれて何も考えずに注文しましたが、届いてから調べてみて下処理がいることを知りました。
竹皮を水に浸し戻す
まずは竹の皮を水で戻します。
大きめのバットに竹の皮を必要分広げて、竹皮がしっかり浸るくらいの水を入れます。
このとき竹皮が浮いてくるので重しをしましょう。
うちはバットがなかったので、トレーで代用。
![トレーに竹の皮を置きたっぷりの水で戻しているところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/50C29C73-8833-4616-9738-FF968C91D700-1024x768.jpeg)
だいたい1時間くらい、全体が浸るように時々位置を変えてみました。
大きなバットで全体が浸っている場合は放置しておいて大丈夫です。
![竹の皮の上に重しをして水に浸しているところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/93817CA0-8CDA-4FC0-AB4A-517518FB1792-1024x768.jpeg)
調べてみると竹皮の戻し時間は、30分程度から数時間、ひと晩戻すと書いてあるものまでいろいろ。
今回は1時間ほど水で戻しましたが、しっとり張りが出ておにぎりを包んでもやぶれませんでした。
私は途中、水も取り変えました。
しっかりと浸すことでパリパリだった竹皮もしっとりします。
水気を拭き取る
1時間程度水に浸けて全体がしっとりしたら、竹皮の内側の水気を清潔なふきん(キッチンペーパーでも可)でしっかりと拭き取ります。
外側はさっと拭き取るだけでOK。
![竹の皮の内側の水分をふきんで拭き取っているところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/AEBE3942-3E3F-47D5-85F2-95AE6ABEA374-1024x768.jpeg)
竹皮の両端を切り取る
竹皮の両端を繊維に沿って裂くように切り取ります!この工程を忘れないで!
少しだけハサミなどで切り目を入れれば、あとは手で裂けます。
後ほどおにぎりを竹皮で包んだあと、切り取ったものを紐の代わりにして結びますよ。
![竹皮の両端を紐状に切り取ったところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/B028907D-1575-49C0-AE96-EF825FE441F3-1024x768.jpeg)
竹の皮の包み方
今回はシンプルに梅干しおにぎり+のり。
この3個のおにぎりを竹皮で包んでいきます。
![おにぎり三つ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/4408F359-E01F-4911-886B-A0C9465536B5-1024x768.jpeg)
竹皮の中心におにぎりを置いて、片方を折ります。いったん折り目をつけておくとあとで包みやすいです。
![おにぎり三つを竹皮に包んでいるところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/71E164ED-20C3-4F1D-9842-F7BC2CCCE5E6-1024x768.jpeg)
なるべくおにぎりとの隙間なく、密着させて包むのがポイント。
![おにぎりを竹皮に密着させて包んでいるところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/B0E8BF44-0D5B-4629-8382-CCE885D87ECB-1024x768.jpeg)
反対側も折り曲げて
![おにぎりを竹皮に包んでいるところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/A60B2F3D-7A1B-478F-BEF6-600C629E8F17-1024x768.jpeg)
キュッとコンパクトに包み込みます。
![おにぎりを竹皮で包んでいるところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/8F4F36E2-607E-4CD6-9428-B4E4BF102412-1024x768.jpeg)
先ほど取っておいた竹皮を紐がわりにして結べば出来上がり。
![竹皮を紐状にして包んだおにぎりを結んだところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/CE4E4130-9DC0-436E-9082-F7C55BB0C8FC-1024x768.jpeg)
竹皮は水に戻すと頑丈になるので、結んでもちぎれたりしません。
準備オッケー!登山へGO!
山でいただいてみました
頂上でお昼ごはん。リュックからおにぎりを取り出してメンバー(低山登山の会)に見せると「おぉ〜」と歓声が上がりうれしい私。
しかし、あけてみると…
つぶれてる〜笑
![山頂で竹皮に包まれたおにぎりを開けたところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/01FC5C0A-5722-4C33-A5AA-0EA8539683EA.jpeg)
これは私のリュックへの入れ方が悪いのでしょう。
![竹皮おにぎりで包んだおにぎりを食べるところ](https://hisahiko.com/wp-content/uploads/2022/10/97FF4C30-12B8-4111-A7B1-214F9DB04424-1024x678.jpeg)
でも、おにぎりはしっとりツヤツヤでした。
ラップで包んだ時みたいにべちゃっと水っぽくはなく、程よい保湿効果です。
中身はシンプルに梅干し!添えた沢庵も好評でした!!つぶれてたけどおいしかったよ〜!
みんなで笑えたし、いい話題にもなりました。
おわりに
憧れの竹の皮で包んだおにぎり。
つぶれてちょっと不恰好だったけれど、しっとりとしたおにぎりは山頂で食べると格別の味でした。
竹皮の効果と、便利な物がなかった時代の人々の知恵も知ることができました〜。
みなさんもぜひ一度竹皮を使ったおにぎりで、開ける時のワクワクと喜びの瞬間を味わってみてください。
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